起業したいけど、会社を辞めるのは勇気が要りますか?
こんにちは。藤本です。
よく会社に勤めている人に対して、私が起業していることを話すると
「すごい勇気ですね」
と言われることがあります。
私は大学卒業以来、1つの会社に14年勤めており、転職経験さえありませんでしたが、起業するときは、あまり躊躇なく辞めました。
なので、そんなに勇気をふり絞って起業した感じじゃなかったんですね。
ということで、実は人から「勇気ありますね」と言われても、あまりピンと来ません(笑)
じゃあ何か根拠があったのかというと、決してそういうわけでもなかったです。
その証拠に、起業してからも8か月無収入でした。
ではなぜそんなに躊躇がなかったのか、自分なりに考えると3つ思い当たることがあったので、ご紹介してみます。
会社を辞めて起業することに恐怖を感じる方のご参考になれば幸いです。
1.もともと成果報酬に近い形で働いていた
私が働いていた会社では、各コンサルタントが自分で営業して、受注し、その成果に応じて年俸が決まる仕組みでした。
100%連動しているわけではないのですが、自分の収入が自分がマーケットから得た金額である程度決まる、という経験を20代前半からしていたということです。
そのため、起業して自分の力で稼ぐということに対してあまり抵抗を感じませんでした。
これは多くの会社員は経験しないことなので、確かに私特有の事情かもしれません。
ただ、実際の私は会社員時代とは全く違う業種で起業しました。
なので、会社員時代の営業経験がそのまま活かせたわけではないのです。
つまり、私が会社を辞めることに躊躇がなかったのは、この要因だけではないということです。
むしろこの後の2つの要素の方が大きいかと思います。
2.成功事例を知っていた
起業して成功している人を知っている、というのは起業するときの大きな心の支えになります。
私の周りでは、起業して、とても気楽そうに働いている人も複数いました。
そういう人たちから、実際に起業についての話を聞いていました。
その人たちの話は、とても説得力がありましたが、決して難しいことをしているわけではなく、商売の基本に忠実に展開しているという感じでした。
なので、そういった人たちの話から、自分でもやろうと思えば出来る、という感覚がまず生まれました。
また、インターネットで一人起業について色々調べるとたくさんの成功事例も見つけることが出来ました。
そこで、私の起業に対するイメージは随分と変わりました。
コストをかけずに、外回りをして営業をしたりもせず、自分がやりたいことをビジネスにして、しかも会社員よりもはるかに高い収入を得ている人たちがたくさんいました。
もちろんインターネットの情報なので、宣伝も兼ねて大げさに表現されていることはあったと思います。
しかし、実際にその集客手法をみると、マーケティングを専門にやっていた私から見ても十分に納得できるものでした。
これなら自分にもできる、と思いました。
こういったインプットがあったおかげで、起業をする直前には、すっかり自分でも出来ると思い込んでいました。
まあある種の思い込みというか、自分で自分を洗脳していた、というところもあるかもしれません。
でもそのおかげで、起業のときは、ドキドキよりもワクワクの方が大きかったですね。
3.目標を低く設定していた
私は起業当初、ある目標を設定していました。
それは、
最初の1年間で、自力で1円稼ぐ
でした。
幸い、一応14年間働いていたので、1年ぐらいは暮らしていけるぐらいの蓄えはありました。
しかし、それ以上に重要なのは、
「自力で1円を稼げるかどうかが最大の分かれ目であって、1円稼げさえすれば、あとは金額の大きさだけである」
という感覚があったことでした。
これは今でもそう思っています。
1円稼げるかどうかが本当に大事で、1円稼げれば、あとはそれを膨らませていけば良いだけです。
起業当初8か月無収入が続きましたが、この目標設定のおかげで、全然焦ることはありませんでした。
そして、初受注したときは、金額的には決して大きくはなかったのですが、
「これで今後も食っていける」
と感じたものです。
恐怖心は自分で作っている
会社を辞める勇気、起業に対する恐怖は、その人が勝手に心の中で作っているものだと思います。
だとしたら、同じように、起業をワクワクするもの、と捉えることもできると思うのです。
実際、私はそうでした。
起業に踏み切れない人は、心の中にある「起業」が、「リスクが高いもの」「大変なもの」と認識されているのだと思います。
そんな人に言いたいのは、
まずインターネットで、起業について調べてみて下さい
ということです。
驚くほどたくさんの人が起業しています。
中には確かに「リスクが高いもの」「大変なもの」も含まれているでしょう。
店舗を構える起業やたくさんの先行投資が必要な起業はまさにそんな感じです。
しかし、インターネットの出現で、リスクも低く、昔ほど大変ではなく、収入も十分に得られるビジネスを展開している起業家もたくさんいることが分かります。
こういった事例を勉強しながら、まずは「起業」のイメージを書き換えて欲しいのです。
きっと恐怖心は和らぐと思います。
次に、目標は最初の1円だけ考えてみましょう。
そこさえ出来れば起業は成功と言ってよいと思います。
金額を増やすのは、最初の1円受注することよりはずっと楽になります。
さらに言うと、いきなり会社を辞める必要もありません。
副業としてスタートすれば、リスクはかなり下げることも出来ます。
副業が出来なくても、情報発信をしてコミュニティを作るだけなら出来るはずです。
まずはそうした土台作りから始めていけば良いのです。
ということで、今日は会社を辞めることについてのお話でした。
それではまた。
Have a good day!
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