コンサル経験しかないコンサルタントってどうなんでしょうね。
こんにちは。藤本です。
私はかつて、あるシンクタンクに属しながら、経営コンサルタントとして働いていました。
10年以上も。
一部上場企業の経営者とも話をしていたわけですから、まあ、コンサルとしての経験はかなり豊富な方だと思っています。
ただ当時の私は、実務経験がないコンサルだったのです。
就職してからずっとコンサルサイドの人間だったので、自分で集客したこともなければ、他人にコンサルを頼んだこともない、というコンサルでした。
自分自身で起業したいと思ったのは、「自分で実務経験を積みたい」という動機もありました。
現在、私は英語指導という実務を集客からサービス提供に至るまでバリバリ回している経営者でもあります。
何人かのコンサルタントにアドバイスも求めてきています。
そして、その経験のおかげで、かつてコンサルだけをしていたときから比べると、経営とか集客に関する意識は、180度ぐらい変わりました。
世の中の起業家が、どこで苦しんで、何を求めているかの見方が全く変わりました。
で、経営経験もないのにコンサルをしていたあの頃の自分が少し恥ずかしく思うようになりました。
コンサルティング自体は、資格が要る訳でもないし、経営を学び、言葉がしゃべれさえすれば、形式上は誰もが出来るものだと思います。
でも実務で結果を出したことがないコンサルと、実務で結果を出したことがあるコンサルとでは、かなりアドバイスに差があると思います。
本当の意味で寄り添えて、効果的なアドバイスができるコンサルというのは、実務で苦労した経験と成果を出した経験がある人だと思うのです。
かつての私は、クライアントの苦悩に本当の意味で寄り添えていたかと言えばそうではなかったですし、経験から来るアドバイスも出来ませんでした。
今は、集客の苦労とか、価格を上げることの苦労についてもよく理解出来ますし、より具体的なアドバイスも出来ます。
もしあなたがアドバイスを求めるなら、1つはそういった基準でコンサルタントを選ぶべきだと思いますし、逆にあなたがコンサルタントになりたいなら、先に実務で成果を出すことを優先されると良いと思います。
私自身、どちらのコンサルタントも経験してきて、実務経験を得る前と後とで、それぐらい違いがあると感じています。
ご参考になれば幸いです。
それではまた。
Have a good day!
コメント